2008年12月25日木曜日


2008循環器症例検討会

今年も関連病院などの諸先輩の先生方にお集まりいただき、加齢研ME恒例の年末の循環器症例検討会が行われました。
東北厚生年金病院循環器センター、宮城県立循環器呼吸器病センター、仙台市立病院循環器科、宮城県立がんセンター、公立黒川病院、宮城社会保険病 院、県北医療センター高萩協働病院などの最前線の諸先輩、非常勤講師の諸先生方、若手の先生方にお集まりいただき、東北大からも超音波診断のお話や、みな さまの診療実績や興味深い症例の検討などを、和やかに話し合っていただいております。
今年は、MDCTの診療における位置づけが話題になっており、カテーテルとのすみわけなどは病院により濃淡もあるようです。皆様が集まると4000 例を超える症例数となり、場所や病院の特色もあるので、一概に結論付けられない点があるのはもちろんです。また、循環器呼吸器病センターの心室穿孔の blow outを救命した症例には、皆さん印象を深くしました。 と言うのは、一時は、日本を全国的に見ても、左室自由壁破裂はほとんど助からないと言われ、私たちが開発していた補助人工心臓の良い適応であったからで す。補助循環もなしに、心筋梗塞の自由壁破裂の症例が、歩いて退院するようになってくると、循環器の診療成績も上がったものと、印象深かった先輩方もいら したようです。
症例検討の後は和気あいあいと恒例の忘年会となりました。
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更新日時:2008/12/25 17:06:34